* 膀胱炎 *
膀胱炎、1度経験してしまうと、2度3度と繰り返し経験してしまう人も多いようですね。
比較的尿道が短い女性に多くみられる疾患です。
病院へ行くのがおっくうになり、我慢や市販の薬で過ごしてしてしまいがちですが、治療をしないで放っておくと、膀胱炎だけではなく、違う病気になってしまうかもしれません。

膀胱炎は細菌によって、膀胱が炎症を起こすことでなってしまいます。
元々、膀胱内の尿には、細菌が少量ですが存在していますが、抵抗力があるため何も症状が出ないのです。
ですが、体調が悪かったり、疲れやストレスなどで抵抗力が弱くなってしまう時、膀胱の中で細菌が増えてしまい、炎症を起こし、膀胱炎となるのです。
膀胱炎を起こすものには様々な細菌がいますが、中でも8割を占めるのが大腸菌です。
症状として排尿痛、残尿感、頻尿、発熱、出血などを伴う事があります。

東洋医学では、原因をこう考えます。
① 湿熱:味の濃いもの、油っこいものや飲酒などにより、お腹の中に湿熱が溜まり、それが膀胱に下る事や、生殖器に弱い細菌が入る事で湿熱を形成する事で排尿の異常が起こります。排尿後の痛み、熱感、体が重だるい、食欲不振、下痢などを伴う事があります。
② 気鬱化火:ストレス(ネガティブや怒りなど)などにより、それが熱化し、腹部が張り、排尿の異常が起こります。イライラ、胸や脇の張り、ため息などを伴う事があります。
③ 腎精不足:老化、慢性病、虚弱体質、性行為の過度、排尿異常が長期にわたり改善しないため、エネルギーが足りなくなり、排尿の異常が起こります。足腰がだるい、耳鳴り、難聴、頭痛、物忘れ、不眠などを伴う事があります。
④ 腎陽虚:冷えている時間が長時間続いたり、婦人科疾患、虚弱体質である事が原因で腎の温めるエネルギーが低下し、尿を膀胱に留めておく時間が短くなります。手足やお腹の冷え、寒がり、倦怠感、生理痛、生理が遅れる、下痢などを伴う事があります。

排尿の異常は膀胱の異常だけでなく、神経、内臓から、精神などの内面までの深い関係があります。
もちろん内側が冷えている事もあるでしょう。
鍼灸では頻尿のほかに隠れた症状もみながら、原因一つ一つを紐解いて治療を進めていきます。

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