* 不妊 *
結婚して2年以上たっても妊娠しない事を言います。
原因として一般的に言われているケースがあります。
① 排卵障害
② 卵管障害
③ 精子異常
④ 黄体機能不全
⑤ 子宮因子
⑥ 抗精子抗体陽性
⑦ 性交障害
⑧ 子宮内膜症

東洋医学の治療では妊娠できる身体作りをしていきます。
ここではまず、腎の気が重要になって行きます。
それは生命エネルギーとも言われ、お腹の中でそれを子供にたくさん与えなくてはならないからです。

原因としてこのような事があげられます。
① 腎陽虚:元々元気がなかったり、冷え症だったり、性行為の問題が原因と考えられています。月経不順、血の量が少ない、寒がり、手足の冷え、精神疲労、足腰のだるさ、頭痛、めまい、耳鳴り、不眠などを伴う事があります。
② 肝血虚:心身ともに疲れがたまっていたり、目の使う作業が多かったり、眠れなかったり、貧血、外傷などが原因と考えられています。月経が遅れる、血の量は少ない、気持ちがめいっている、精神疲労、倦怠、目のかすみ、頭痛、めまいなどを伴う事があります。
③ 寒邪:汗をかいて風にあたったり、冷たいものを食べたり、月経中に性行為をするとお腹に冷えが入ってしまう恐れがあり、また他の要因で腰やお腹の暖める作用が低下していると考えられています。出産経験があっても、その後妊娠しない、月経が遅れる、血はうすい、お腹が冷えている、寒がり、手足の冷え、腰や膝のだるさなどを伴う事があります。
④ 痰湿:肥満体質、味の濃いものや油の多いものの取り過ぎなどやまたはストレスの溜め過ぎで肝の働きが鈍くなり、血や毒素が体内に溜まってしまうと考えられています。。出産経験があっても、その後妊娠しない、月経が遅れる、帯下が多い、むくみ、体が重い、胸や脇の張り、イライラ、頭痛、めまい、動悸などを伴う事があります。
⑤ 脾気虚:元々胃腸が弱かったり、物事を深く考えすぎる傾向にあると、消化機能が低下し、身体に栄養を送る事が困難となってしまいます。月経が遅れる、血量が少ない、食欲不振、むくみ、軟便、力がない、倦怠感、汗がだらだらでるなどを伴う事があります。
⑥ 気鬱:妊娠というプレッシャー、心のどこかに妊娠に対してのひっかかり、恐怖などがあるとしてストレスを溜めていると肝機能が鈍くなり、全身にエネルギーや血をうまく巡らせられないと考えられています。イライラ、胸や脇の張り、口が苦い、ため息などを伴う事があります。

病気でなくても身体の機能がしっかりしていないとせっかく妊娠しても流産の危険も出てしまいます。
お腹周りや足もとが冷えていたり、疲れやすかったりしていても大きな原因となってしまうのです。
もちろんプレッシャーやひそかな悩みも妊娠受け入れ態勢ではないので原因となってしまうでしょう。
鍼灸治療は肉体と精神をしっかり強くする治療となっていきます。

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