* 声がれ *
風邪を引いた事が原因で声がかれる事はよくありますが、それ以外でも声がかれる事があるのです。

現代医学ではこれらの原因が考えられます。
① 急性喉頭炎
② 喉頭結核
③ 声帯の損傷
④ 結節性声帯
⑤ ヒステリー性の失音
⑥ 咽頭がん、肺がん

東洋医学では、このように原因を分類します。
① 風邪:風邪や外からの影響により、肺の機能が低下し、熱や冷えが喉にまわり、声が発音しにくくなります。のどの痛み・痒み、咳、痰、鼻閉、関節痛、手足のだるさ、鼻の乾き、口の乾きなどを伴う事があります。
② 気鬱:ストレス(怒り、ネガティブ、葛藤)が溜まる事により、それらが熱化し、声門に上り、突然発症します。言いたい事をなかなか言えない人に多く見られます。気持ちが晴れない、イライラ、めまい、耳鳴り、口の乾き、口の苦味、胸のつかえ感、ため息などを伴う事があります。
③ 酷使:高い声で歌ったり、話す機会が多く、声帯を損傷して起こります。音楽にたずさわる者や教師などに多く見られ、繰り返す発症する事が多いです。口の乾き、喉の乾き、などを伴う事があります。
④ 肺虚:乾燥や煙草、疲労や老化や肺の疾患などにより、喉を潤す水分が減り、だんだんと声がでなります。痩せる、口の乾き、喉の乾き、寝汗、乾いた咳、不整脈、耳鳴り、足腰のだるさなどを伴う事があります。
⑤ 脾気虚:もともと胃腸が弱く、思い悩む傾向があり、その影響で脾を損傷し、熱化し、声門に上り、突然発症します。軽い咳、つば世よく飲み込む、食欲不振、または過食、むくみ、無気力、倦怠感などを伴う事があります。

声=肺の影響を強く受けます。
なので風邪を引かないように、これ以上ひどくさせないように気をてけて、潤いを奪う原因となる、煙草はもちろん、味の濃いもの(甘い、しょっぱい、辛い、お酒など)を控えたりする事が大切です。
また、喉=表現の場所でもあります。
言いたい事を言えていない、自分らしく生活できていないなどの状況下においても、呼吸は浅くなり、空気を声に変換できにくくなります。
何が胸につかえているのかもしっかりとみる事が必要になります。

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