* むくみ(浮腫) *
女性特有の症状かと思いきや、最近は男性もむくみに悩まされている傾向があります。 原因はよく「冷え」だなんていいますね。
むくみは余分な水分が心臓や腎臓に戻されずに皮膚下に溜まる症状です。
むくみが起こる代表的な病気は、心臓病、腎臓病、肝臓病、甲状腺機能低下症、足の静脈瘤などです。

東洋医学では、原因を肺、脾、腎の関係から深くみていきます。
① 湿邪:湿気の多い時期や場所が原因で消化器に影響が出て、水分代謝機能が弱まって、むくみが起きます。また、冷たいものや生ものを食べたり、疲れなどでも消化器の機能に影響が出ます。食欲不振、体が重い、胃のつかえ感、軟便などを伴う事があります。
② 風邪犯肺:風邪が身体に入る事によって、肺の機能が落ち、皮膚、細胞などの呼吸が停滞し、水分代謝機能が弱まって、むくみが起きます。風邪症状、頭痛、寒気、肩こり、微熱などを伴う事があります。
③ 脾気虚:もともと胃腸が弱く、たくさん食べれなかったり、物事を考えすぎる傾向があると消化機能が停滞して余分な水分がたまりやすくなり、むくみが起きます。食欲不振または過食、倦怠感、無気力、軟便などを伴う事があります。
④ 腎陽虚:腰痛、老化、性行為の過度により腎のエネルギーが弱まり、温める機能が低下して、水分代謝機能が弱まって、むくみが起きます。手足の冷え、寒がり、足腰がだるい、精力低下、下痢などを伴う事があります。

もちろん「冷え」は身体のエネルギー(熱)を奪うので身体の機能が落ちれば、水分の流れは停滞してむくんでしまいやすくなります。
メンタル的にはずっと同じ事で悩んでいたり、感情を溜め込んでいたりして、心の代謝が悪いと身体の代謝にも強く影響されてしまうものです。

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