* 疲労感、倦怠感、だるさ *
なぜか疲れやすい、動きたくないと感じる、だるさや倦怠感は、運動など体を動かしたときに起こるものと、安静にしてても感じるものがあります。
だるさや倦怠感の原因には、ビタミン、ミネラルなど栄 養やエネルギーの不足、体を酷使したことによる疲労の蓄積、精神的なストレスによる脳の疲労感などがあります。

倦怠感を伴う疾患で考えられるものがあります。
① 風邪
② 貧血
③ 急性肝炎
④ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
⑤ 慢性疲労症候群(CFS)
⑥ うつ病
⑦ 潜在的ビタミンB1欠乏症
⑧ 糖尿病
予防法としては、適度な運動、睡眠、食事・・・と一般的には言われてしまいます。

東洋医学では原因をこのように分類し、治療をすすめていきます。
① 脾気虚:胃腸がもともと弱く、考え過ぎが続く事によって食物をエネルギーにできない状態です。手足に力が入らない、食後のだるさ、食欲低下、お腹の張り、下痢、汗がだらだら出る、息切れなどを伴う事があります。
② 痰湿:湿気や肥満、飲食により、消化器が失調し、余分な水分がたまる事によって身体が重く、身体にエネルギーを送る事ができない状態です。力がない、息切れ、太りやすい、足のむくみ、寒がりなどを伴う事があります。
③ 腎精不足:もともと元気がなかったり、過労、加齢、性行為の過度、病後、産後などにより、身体にエネルギーを送る事ができない状態です。早老、発育不良、腰痛、精神疲労、無力感、記憶力の減退、眼精疲労、寝汗などを伴う事があります。
④ 肺気虚:胸板が薄かったり、慢性呼吸疾患を患っていたりして、肺気が弱いと、護るエネルギーや温めるエネルギーも低下し、風邪をひき易く、なかなか治りにくい状態です。 だらだらと汗が出る、寒がり、息切れ、手足の冷えなどを伴う事があります。
⑤ 肝血虚:病後、術後、産後、外傷などの出血、または悩み過ぎによって脾の臓器を傷つけ、血の生成が遅れる事により、体内の栄養が不十分となり、スタミナが切れやすい状態です。顔色が悪い、頭痛、めまい、目がかすむ、不眠、動悸、皮膚の乾燥、閉経などを伴う事があります。
⑥ 気鬱虚損:長期の悩み、精神の大きな負担により、身体にエネルギーを送る事ができない状態です。情緒不安、抑鬱、無気力、不眠、夢を多くみる、疑い深い、胸脇部の痛みなどを伴う事があります。

生活の中で、何かからエネルギーを吸い取られていたり、無意識に自ら自分を痛めつけていたり、やりたくない事を割り切れずに自分の相反する事をやっていたりしても、こころのパワーがなくなる事で必然的に身体のパワーもなくなるのです。
朝起きて寝るまでの自分の生活を見返す事でひっかかる部分を確認する事も大切です。

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