走ったときに胸が苦しくなるようなことは誰にもありますが、圧迫されるような胸の痛みと同時に息切れが起こるときは、心臓病や肺の疾患が考えられます。

その他、胸の痛みはこれらのさまざまな疾患によって起こります。
① 狭心症
② 心筋梗塞
③ 解離性大動脈瘤
④ 心膜炎
⑤ 心臓神経症
⑥ 逆流性食道炎
⑦ 肺炎
⑧ 肺塞栓症
⑨ 肋間神経痛
⑩ 帯状疱疹
⑪ 自然気胸

東洋医学では、軽度、重度のものも気がつまって通じなくなるという意味があります。 原因をこう考えます。
① 腎陽虚：身体が冷えている体質だと、エネルギーと血の流れが鈍くなりやすく、気候の影響を受けたりして寒い空気を吸うなどすると胸痛を起こします。背部に放散、息切れ、動悸、汗がだらだらでる、四肢の冷えなどを伴います。
② 痰湿：飲食の不摂生や飲酒などで胃腸の動きが鈍くなり、余分な水分などがお腹にたまりやすくなる事によって流れが悪くなり、胸痛を起こします。頭痛、めまい、頭が張る、悪心などを伴う事があります。
③ 気滞血瘀：ストレスや怒りを溜め込む事によってエネルギーの流れが悪くなり、それによって血の流れも悪くなって血の塊を作る事によっ胸痛を起こします。息切れ、動悸、唇や舌は紫色などを伴う事があります。

胸の痛みはストレス（怒り、ネガティブ、葛藤など）、飲食（辛いもの、お酒）、疲労がキーを握ります。
全て、身体に強く影響するものなので、しっかりと身体と心と向き合う事が大切になります。