* 脇の痛み *
脇の痛みはみに脇だけでなく、場合によって胸部や腹部にまで波及するものも含めています。
現代医学で脇に出る痛みを外傷によるもの、神経性によるものに分けて考えます。
外傷によるものとしては「肋骨骨折」、神経性によるものとしては「肋間神経痛」、「内臓の関連痛(肝炎、膵炎、脾腫、尿管結石、胆石など)」です。

現代医学では内臓の関連痛以外は、安静、湿布や鎮痛薬の内服、または神経ブロックなどで対応していますが、鍼灸治療では即効性が期待できます。

東洋医学では、肝と胆の失調と考えます。
① 肝鬱:ストレスを溜め込んだり、激しく怒る事があったりして、肝のエネルギーが阻滞して起こります。場所が一定しない、感情により痛みが増強する、胸のつかえ感、ため息、げっぷ、つばが溜まる、食欲減退、イライラなどを伴う事があります。
② 湿熱:食事により、消化器が失調すると、食物が停滞し、熱がこもり、肝胆のエネルギーを阻滞する事によって起こります。右側に多い、口が苦い、胸のつかえ感、食欲減退、気持ち悪い、嘔吐などを伴う事があります。
③ 血瘀:なんらかの原因によって気の流れが悪い状態が長期にわたって続く事により、血の運行も悪くなり、起こります。また、過労や外傷も原因となります。慢性的で固定痛、刺すような痛み、夜特に痛むなどを伴う事があります。
④ 肝腎不足:加齢、不眠、過労、性行為の過度などによって肝と腎のエネルギーの不足となって栄養されず、起きます。持続性の鈍痛、疲れると痛む、口と咽が渇く、頭痛、めまい、顔色がさえない、微熱、動悸、寝汗などを伴う事があります。
⑤ 脾気虚:胃腸がもともと弱く、考え過ぎが続く事によって消化機能が停滞する事によって臓器がある脇に痛みが起きます。痛みがでたり、でなかったり。手足に力が入らない、食後のだるさ、食欲低下、お腹の張り、下痢、汗がだらだら出る、息切れなどを伴う事があります。

原因はよくストレスと言われますが、ストレスと一口に言っても様々なものがあるので、、内側の原因も考えていかなくてはなりません。

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