* 咳 *
咳は様々な病気によって引き起こされますが、主に気管支系の病気によって引き起こされます。
痰が絡んで咳が出る場合は、痰を分析することで病気の診断を正確に行なうことが出来ます。
咳に伴って発熱やくしゃみ・鼻水などが出るといった他の症状は、病気の絞込みに効果を発揮します。
咳は単体では悪いものではなく、身体に異変が起こっているサインそのものでもあるのです。

① 風邪(急性上気道炎)
② インフルエンザ
③ 気管支炎
④ 気管支喘息
⑤ 肺がん
⑥ 慢性閉塞性肺疾患
⑦ 肺炎
⑧ 気管支拡張症
⑨ 肺結核
⑩ 肺気腫
などの疾患からの症状が出る場合があります。

東洋医学では主に肺・肝・脾をベースに考えます。
① 寒邪:免疫力が低下しているところに気候の変化に影響を受けて風邪が入り、体内の冷えが肺に達し、肺の機能が落ちて咳が出ます。悪寒、発熱、喉の痒み、水っぽい痰、水っぽい鼻水などを伴う事があります。
② 熱邪:免疫力が低下しているところに気候の変化に影響を受けて風邪が入り、体内の熱が肺に達し、肺の機能が落ちて咳が出ます。頻繁な咳、呼吸があらい、痰は粘っこい、口の渇き、喉の痒み、咽頭痛などを伴う事があります。
③ 肺気虚:もともと喘息などの肺疾患をわずらっていたり、呼吸器が弱いところに外気の邪が入る事によっては肺機能を低下させ、咳が出ます。止まらない咳、ゼイゼイと呼吸する、寒気、声に力がないなどを伴う事があります。
④ 脾虚痰湿:長期にわたり咳をわずらう事により、肺のエネルギーが低下し、脾(消化器系)の機能も落ち、水分が溜まり、痰を生じやすくなります。それが肺に影響して痰まじりの咳に変わります。粘っこく多い痰、胃のつかえ感、食欲不振、精神疲労、軟便などを伴う事があります。
⑤ 肝鬱:ストレス、怒り、葛藤が熱となり、肺の機能が落ちて咳となります。また、熱が水分が少なくする事によって痰まじりの咳に変わります。痰は少なく粘る、咳で胸や脇が痛い、口が苦い、喉が渇き痒いなどを伴う事があります。

なかなか治らない、原因不明の咳は免疫力が低下し、ストレスが大きな原因となっている事が考えられます。
喉は自分を表現する場所でもあります。
自分を表現できないと自分の力も弱まり、免疫力が低下し、悪循環を生む事にもつながります。

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