* 腰痛 *
なじみの深い疾患ですが、腰痛と一口に言っても種類は西洋医学の視点からも東洋医学からの視点でもたくさんあります。
悩まされている人も多いと思いますが、それもそのはずです。
体の要と書くように、人間にとって腰は一番大きいエンジンであり、生命力にも深く関係している場所だからです。
下腹の力(丹田)が弱い人は腰は弱まりますし、腰から丹田が弱まってしまう事がります。
「お尻が痛い」とあまり深刻には考えない事も多いですが、お尻(股関節部位になります)にはたくさんの重要臓器が入っていますし、股関節は人間の身体の中で一番大きな関節と言えます。

西洋医学からの概要
① 筋・筋膜性腰痛(急性:ギックリ腰など、慢性:疲労による)
② 椎間関節性腰痛
③ 脊髄分離性
④ すべり症
⑤ 椎間板ヘルニア
⑥ 変形性脊椎(腰椎)症
⑦ 骨粗鬆症(オステオポローシス)による椎体圧迫
⑧ 脊柱管狭窄症
⑨ 坐骨神経痛(根性坐骨神経痛)
⑩ 梨状筋症候群

東洋医学からの概要
① 寒邪:汗をかいて風にあたったり、冷たいものを食べ過ぎたりして、体内に外からの冷たいエネルギーが入る事によって腰痛が起こります。痛みの場所は変わらない、足のしびれ、腰部のだるさ、温めると楽になる、下痢などを伴う事があります。
② 湿:湿気の多い場所や天候や湿気の多い季節の影響で腰痛が起こります。体が重だるい、食欲不振、、気持ち悪い、むくみ、下痢などを伴う事があります。
③ 腎精不足:過労、性行為の過度、老化などが原因で腰痛となります。足腰がだるい、倦怠感、無気力、不眠、難聴、耳鳴りなどを伴う事があります。
④ 腎陽虚:もともとが虚弱体質だったり、冷えやすかったり、生理中に起こる腰痛です。手足やお腹まわりが冷える、寒がり、生理痛、月経が遅れる、下痢、むくみなどを伴う事があります。
⑤ 瘀血:捻挫や打撲など外傷によるものや婦人科系の疾患などが原因となります。皮膚の乾燥、お臍のまわりが固い、生理痛、月経が遅れる、血塊が混じるなどを伴う事があります。

よく鍼灸は慢性的な腰痛に良いと言われますが、急性でも慢性でも、西洋東洋どちらの視点からでも鍼灸治療は効果を得る事が言えます。
腰は腰だけで見ずに、お腹から、足から、首からの原因も含め、治療していきます。

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