* 動悸 *
緊張したり、興奮したり、運動した後などに、胸が脈を打つように感じたことは、おそらく誰でも何度かあると思います。
自分の心臓の拍動を自覚することを動悸といいます。
心臓が原因で起きる動悸それ以外で起きるものもあります。
① 不整脈
② 心臓弁膜症
③ 先天性心疾患
④ 神経症
⑤ 貧血
⑥ 発熱
⑦ 甲状腺機能亢進症
⑧ 慢性肺疾患

東洋医学では様々な原因があります。
① 気滞:プレッシャーや大きな悩みなどにより、体内の流れが遅くなり、気の塊が生じる事によって、心臓の動きを鈍くします。イライラ、胸や脇の張り、不眠、ため息などを伴う事があります。
② 心脾両虚:怖がりでいつも何かにおびえてたりすると、普通に生活しているだけで心臓に大きな負担をかけています。そうなると心臓のエネルギーは弱まり、働きが悪くなったりして動悸が起こります。息切れ、驚きやすい、手に汗がでる、疲れやすいなどを伴う事があります。
③ 血虚:大量の出血や貧血、あるいは思い悩む出来事があったりして、こころと胃腸に負担をかけると血を作れなくなり、心臓を栄養できなくなり、動悸が起こります。顔色がさえない、めまい、頭痛、不眠、夢を多く見るなどを伴う事があります。
④ 湿熱:飲食の不摂生などにより、胃腸の働きが停滞し、余分な水分や痰が溜まり、それが熱に変わって心臓に影響すると動悸が起こります。頭痛、めまい、口が苦い、痰が混ざった咳、便秘などを伴う事があります。
⑤ 心腎不交:加齢、過労などによって腎(水)のエネルギーが弱まると、心(火)へのコントロールを失い、心が動きすぎる事によって動悸が起こります。倦怠感、不眠、耳鳴り、頭痛、忘れっぽい、足腰がだるいなどを伴う事があります。
⑥ 瘀血:過去の外傷などが原因で身体の痛みやシビレなどの運動機能の障害が続いていてエネルギーや血の流れが悪くなる事によって、心臓を栄養できなくなり、動悸が起こります。胸のつっかえ感、爪や唇が青紫色になるなどを伴う事があります。

動悸はストレス(怒り、ネガティブ、葛藤など)、飲食(辛いもの、お酒)、疲労がキーを握ります。
全て、身体に強く影響するものなので、なぜそうなのか、しっかりと身体と心と向き合う事が大切になります。

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