* 耳の痒み *
お風呂あがりに耳を綿棒で掃除するものは気持ちいいものですが、皮がふやけている時は綿棒で簡単にこすれてやがて耳だれ(耳漏)が出てきます。
やがて炎症がおき、普通にしている時も痒くなり、綿棒が手放せない悪循環が生まれます。

外耳道炎、外耳道湿疹などの外耳の疾患の他、花粉症などで起こることもありますが、耳を掻けば掻くほど悪化し、やがては耳痛や耳漏を生じやすいのです。
耳だれ(耳漏)は、外耳度炎がひどくなった状態や、急性中耳炎、慢性中耳炎の急性増悪とされています

東洋医学ではこう考えます。
① 湿熱:元々体温が高めだったり、お酒や味の濃いものをよく食べたりすると、熱が生じ、痒みにつながります。痒みはひどく、熱感、耳ダレ、出血、発熱、便秘、耳垢が多くなるなどを伴う事があります。
② 鬱熱:長期にわたるストレスや癖、依存症などによるものでもあり、肝のエネルギーに熱が生じ、痒みにつながります。耳介の皮膚の肥厚、ひび割れ、イライラ、さびしさ、ため息などの症状を伴う事があります。
③ 脾気虚:もともと胃腸が弱かったり、心身から来る疲れなどや考えすぎから、熱がこもり、歯痛が起きます。食欲不振、または過食、むくみ、口臭、倦怠感、無気力、軟便などを伴う事があります。
④ 腎虚:元々元気のなかったり、性行為の過度、加齢、過労などにより、下に引く力が弱まり、上部に熱が生じ、痒みにつながります。耳鳴り、めまい、聴力減退、耳の痛み、足腰のだるさを伴う事があります。

悪循環にはまってしまったらなかなか治らない症状でメンタルやストレスの関係も深いです。
周りの声や情報を聞き逃す舞という姿勢から人より使いすぎている耳を無意識に何かでふさごうとすることもあるようです。
それは、周りを気にしすぎていたり、置いてかれないようにとしている心情が深いようです。
耳単体で考えずに皮膚や内臓や身体全体から考えたほうがよい症状です。

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