* 胃痛 *
胃痛はみぞおちのあたりの痛みの事を言います。
胃酸過多などが原因で空腹時に胃酸が出るようになっていると胃痛を引き起こします。 また、自律神経の失調によっても胃痛が起きます。

胃痛の進行具合に様々な疾患が考えられます。
① 胃炎
② 胃潰瘍
③ 胃痙攣
④ 胃神経症
⑤ 胃十二腸潰瘍
⑥ 過敏性腸症候群
⑦ 膵炎
⑧ 胆のう炎
⑨ 虫垂炎
⑩ 腸炎

東洋医学では原因をこう考えます。
① 寒邪:冷えがお腹に入ったり、冷たいもの、生ものを食べて、それらが胃の中で停滞し、胃が動かなくなる事によって強い胃痛が起きます。
② 食滞:大量の食物がお腹の中で蓄積し、それらが胃の中で停滞し、胃が動かなくなる事または動きすぎる事によって胃痛が起きます。げっぷ、呑酸、気持ち悪い、嘔吐、便秘などを伴う事があります。
③ 肝鬱:ストレス(怒り、ネガティブ)が肝のエネルギーを停滞させ、隣にある胃に影響し、胃のエネルギーが弱まり、胃痛が起きます。張るような痛み、げっぷ、呑酸、気持ち悪い、嘔吐、便秘、胸苦しさなどを伴う事があります。
④ 脾気虚:胃のエネルギーが足りないため、体温が上がらず、機能が落ちて余分な水分が溜まる事によって胃痛が起こります。食後の腹部の張り、倦怠感、力がない、精神不振、寒がり、四肢の冷え、下痢または便秘、食欲不振などを伴う事があります。
⑤ 鬱熱犯胃:ストレス(怒り、ネガティブ)が熱化し、胃を犯し、胃を栄養できなくなり、胃痛が起きます。口が苦い、口が渇く、食欲不振などを伴う事があります。

よく、胃痛=ストレスの症状とも考えられています。
胃は、食物はもちろん、こころの中も消化しようとする臓器なのです。
ですから、こころの食べ過ぎ(怒り、ネガティブ)も同時に解消していかなくてはなりません。

女性の病気辞典目次(女性の病気)

はりきゅう しぜんの恵み メニュー しぜんの恵みTOP コース紹介 よくある質問 鍼灸の可能性 患者さんの声(体験談) 治療院概要 ご予約フォーム アクセス リンク 院長ブログ