* 夜盲症 *
別名、鳥目(とり目)とも言われます。

明るいところから暗いところに入ると、すぐには何もみえませんが、しばらくすると暗さに慣れて、まわりが見えてきます。
これを暗順応といいます。
暗い場所で働く網膜の細胞に異常があり、この暗順応が障害されていると考えられています。

■先天性
①幼児期に始まって、徐々に進行し、末期には視力も低下する網膜色素変性症や白点状網膜症などです。
②幼児期から夜盲症があっても、進行せず、明るい場所での視力や視野は一生正常な、小口病や眼底白点症などです。
原因は不明ですが、遺伝傾向があり、血族結婚の家系によくみられます。
■後天性
① ビタミンA欠乏症
② 眼底疾患(網脈絡膜炎、眼球鉄錆症など)を伴うものがあります。

東洋医学では、原因を肝腎や胃腸の失調と考えます。
① 腎精不足:先天的なもので腎の温かい気の不足となるものです。加齢により症状が進みます。耳鳴り、難聴、発育が遅い、めまい、忘れっぽい、足腰がだるいなどを伴う事があります。
② 肝血虚:長期にわたるストレス、悩みなどで肝機能が低下したためとなるものです。イライラ、目の乾き・かすみ、涙目、目が赤い、手足のしびれ、めまい、不眠、皮膚の乾燥、便秘などを伴う事があります。
③ 脾気虚:栄養が偏りがちだったり、元々消化機能が弱く、胃腸機能が低下したためとなるものです。目の乾き、食欲低下、力がない、倦怠感、よくまばたきをする、顔色がよくない、軟便などを伴う事があります。

先天的なものは慢性であり、進行性ですので早期に発見する事が必要です。
後天的なものは目と関係が深い肝、胃腸の調子を整えていく必要があります。

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