* めまい *
眩暈は、目がかすんで暗くなるのを「眩」といい、グルグルものが回って見えたり、物が揺れ動いて見えるものを「暈」と言います。
突然起きたり、悪心嘔吐、耳鳴り、難聴が伴ったりもします。

眩暈が伴う疾患として、
①  良性発作性頭位めまい症
②  メニエール症
③  前庭神経炎
④  めまいを伴う突発性難聴
⑤   バレーリュー症候群
⑥ 椎骨脳底動脈循環不全症
⑦  脳梗塞・脳内出血などがあげられます。

めまいが起きて診断を受けても、めまいの原因がはっきりしない事が多くあります。
また、生命に異常がない「めまい」に対しては、特効薬がない為に血流を改善する薬や安定剤を服用しています。

東洋医学的に診るとめまいは「肝腎」に問題を抱えている方が多いようです。
① 肝鬱:ストレスにより肝の機能が低下し肝のエネルギーが上昇すると眩暈が起こり、腎陰が不足し肝陰を滋養出来ないとめまいが起こります。耳鳴り、頭痛、イライラ、夢を多く見る、口が苦い、顔面紅潮、手足が熱い、寝汗、腰や膝がだるく力が入らないなどを伴う事があります。
② 痰湿:過食、長期の考え事などで脾胃の損傷し、消化機能が落ち余分な水分が生じめまいが起こります。回転性めまい。頭がぼんやりしている。胸のつかえ感、気持ち悪い、食欲不振、身体がだるい、常に眠いなどを伴う事がります。
③ 心脾両虚:気づかいや血の不足により、心や脾に負担をかけ、眩暈が起こります。ときどきのめまい、顔色が悪い、息切れ、精神疲労、動悸、不眠、食欲不振、疲労感などを伴う事があります。
④ 腎虚:加齢、虚弱体質、性行為の過度により、腎の下に引く力が足りなくなり、頭ばかりに力が集まりめまいが起こります。耳鳴り、精神疲労、忘れっぽい、腰や膝がだるいなどを伴う事があります。

鍼灸治療は、自律神経の乱れを整え、循環障害を改善し、体内環境を整え、眩暈が起きにくい身体に変えていきます。
思い出したくない過去があったり、仕事のプレッシャーがあったりと現実から離れていたいと無意識に感じている事もあります。
東洋医学では頭ばかりにのぼった気を足や手におろしてあげる事で頭の中の容量に余裕をもたらします。
そして首、肩を緩める事で自分の考えから解放します。
眩暈の治療に鍼灸治療は効果的となります。

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