* 腕神経叢症候群 *
手を握る力がなく、腕のだるさ、手のシビレ、痛みをきたします。
腕神経叢は頚部から出て、尺骨神経、橈骨神経、正中神経に分かれ、それぞれの指先まで分布しています。
ですから、その途中で筋の緊張や異常で神経が圧迫されると腕や手に症状が出てきます。

とくに前斜角筋と中斜角筋の間を通るのでそれらに圧迫されている場合も多いのです。
または元々の肩凝りを持った方も多くいますので慢性になりやすくもあります。
肉体面だけではなく、精神面の隠れた症状を持った方もたくさんいます。
他に頚椎ヘルニア、胸郭出口症候群、むちうち症、頚肩腕症候群などの頚部や頚椎の異常のために起こる病気はたくさんありますが、それらは治療点がよく似ています。

東洋医学の観点から見ると、このような疾患は「経筋病」に属され、経絡に属する筋を中心に治療します。
筋の虚弱による運動障害は「痺症」というつまって通じないという症状となります。
① 行痺:関節の痛み、痛む部位が定まらない、屈伸がしにくい、寒気、頻尿、発熱などを伴う事があります。
② 痛痺:皮膚、関節が冷えると痛む、痛み部位は変わらない、冷えにより痛みが増す、温めると楽、屈伸がしにくいなどを伴う事があります。
③ 着痺:関節の重だるさ、痛み部位は変わらない、温度や湿度によって痛みが違う、手足のだるさ、むくみ、しびれ感を伴う事があります。
④ 熱痺:関節の激しい痛み、発赤、腫脹、熱感、冷やすと楽、咽頭痛、発熱、口の渇き、多汗、排尿が少ない、肌の乾燥を伴う事があります。

もちろん、普段の職場での人間関係、仕事内容、家族関係、住居の環境はとても大きく影響します。
ほんの些細な肩こりだって大きな体のサインなのです。
常に筋肉を緊張させれば、時間をかけて肉体は力を失ってしまいます。
無意識な心のひっかかりが体全体を左右するのです。

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