* 肥満 *
一般的には、食べ過ぎや運動不足から太り過ぎになり、無理な食事制限や病気で痩せすぎになると考えられています。
現在は、メタボリックシンドロームなどが話題になり、ダイエットや健康志向の人も増えています。
ですが、少食なのに太りぎみの人もいれば、大食いなのに痩せている人もいます。
それは身体の働きによって違いがあるようです。

東洋医学では原因をこう考えています。
① 脾実:脾胃の働きが非常に強く、多食の方に多く見られます。上腹部が肥満になりやすく、皮膚を押すと張りがあります。顔面紅潮・暑がり・多汗・腹脹・便秘などを伴います。
② 脾気虚:消化器の働きが弱いため、代謝が低下し、少食でも太ってしまいます。 水分代謝も低下してしまうため、浮腫も伴います。顔面、大腿部の肥満が著明で肌肉はゆるんでいる顔面蒼白、精神疲労、気力がない、疲れやすい、寒がり、食欲不振、便秘、息切れを伴います。
③ 腎精不足:高齢者や更年期、またはもともと元気が足りないために、体が冷え、むくみ、水太りしてしまいます。殿部と大腿部が著明で肌肉はゆるんでいる、気力がない、動きたがらない、食欲は普通か少食、寒がり、浮腫を伴います。
④ 腎陽虚:冷えている時間が長時間続いたり、婦人科疾患、虚弱体質である事が原因で腎の温めるエネルギーが低下し、体が冷え、むくみ、水太りしてしまいます。。手足やお腹の冷え、寒がり、倦怠感、生理痛、生理が遅れる、下痢などを伴う事があります。
⑤ 気鬱:長期の悩み、精神の大きな負担により、身体にエネルギーを送る事ができなくなり、内臓の動きも悪くなるために代謝が低下し、少食でも太ってしまいます。情緒不安、抑鬱、無気力、不眠、夢を多くみる、疑い深い、胸脇部の痛みなどを伴う事があります。

気力、元気がなくて太ってしまうのか、エネルギー過多となり、太ってしまうのか、大きくみてどちらかのタイプになります。
メンタル的には、無意識の中でどこか自暴自棄になっていたり、自分をないがしろにして本当の意味で大切にしていない部分をみていきます。

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