* 咽頭痛 *
ウイルスや細菌の感染によるものが一般的とされています。
他に腫瘍、自己免疫疾患などによるものもあります。
刺激性ガスの吸入、カラオケなどによる物理化学的な刺激が原因になることもあります。
慢性咽頭痛は、急性咽頭炎が治りきらなかったり、たばこの煙、お酒などが慢性的に咽頭を刺激したりすることによって起こります。
咽頭特殊感染症は、梅毒、トレポネーマ、結核菌、ジフテリア菌などの特殊な病原体が原因です。

ここでは咽頭痛を主とした、東洋医学の見方を紹介します。
咽頭痛は腫れ、発熱、頭痛、咳などを伴う事があります。
① 風火:風邪をひく事によって、邪が肺に入り、そっらと戦う事で熱を起こします。寒気、発熱、悪寒、頭痛、口の乾き、体の痛み・ほてり、咳などを伴う事があります。
② 肺熱:胃と肺から熱を起こし、それぞれ食道、気管から喉へ侵入します。痰が混ざる、喉が赤く腫れる、痛みが激しい、嚥下困難、食欲低下、口の乾き、顔が赤くなる、目が赤くなる、便秘などを伴う事があります。
③ 肺腎陰虚:病後や免疫力低下により、呼吸機能に関係が深い、肺と腎の機能が低下し、熱が生まれる事によって、喉へ影響します。乾いた咳、血が混ざる、口の乾き、寝汗、不眠、頬が赤い、手足が熱いなどを伴う事があります。
④ 肝火:長期にわたるストレス(イライラ、ネガティブ)や疲労の困憊により、肝機能が低下し、熱が上へ上がります。怒りっぽい、精神抑鬱、胸や脇の張り、口が苦い、口が乾く、便秘、不眠、頭痛などを伴う事があります。
⑤ 腎陰虚:過労や加齢などで腎のエネルギーが弱まる事によって熱が上へあがります。めまい、忘れっぽい、精神疲労、喉の乾き、頬が赤くなる、足腰がだるい、力がはいらない、耳鳴り、難聴などを伴う事があります。

心身から来る疲れや抵抗力の低下から隙ができ、悪いものが入ったり、体全体の機能が落ち、症状が起きます。
もちろん、熱の刺激をさせるお酒、煙草、辛いものなどを控える事も重要となってきます。

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