* うつ病 *
日常生活の中でも気分が落ち込んだり、憂鬱になったりする事は誰でもあります。
しかし出来事をどう受け止めるかは人それぞれで、「うつ病」の人の落ち込みや苦しみ、悲しみはとても強く深刻な状態です。
そして、とても繊細な心を持っている人が多いようです。
その中で、この辛い状態が続き、日常生活に支障が出てきてしまうのが「うつ病」です。
うつ病は脳内の神経伝達物質の放出量が不足するなどして、情報伝達がうまく行われていない状態と言われています。
専門医で「うつ病」と診断されると、薬物療法と安静が治療方法になります。

東洋医学でも、感情が溜まりすぎる事により、気のめぐりが滞ると起こします。
それを気滞、気虚と言われ、体に症状が現れ、昔からある病気なのです。
① 気鬱:ガマンして、ストレスの溜めすぎにより肝の失調が起き、気の流れが鈍る事によって起きます。情緒不安定、胸や脇の痛み、口が苦い、ため息、胃のつかえ、食欲不振、お腹の張り、嘔吐、便通の失調、閉経などを伴う事があります。
② 肝火:肝鬱が長期にわたって起き、化火したものです。イライラ、顔が赤い、胸や脇の痛み、口の渇き、便秘、頭痛、目の赤み、めまい、耳鳴り、便秘などを伴う事があります。
③ 痰鬱:考えすぎ、疲れすぎによって消化器系を失調し、余分な水分が溜まり、流れをさらに祖滞して起きます。喉の異物感・閉塞感、決断力の低下、おそれ、過食、胃のつまり感、胸苦しい、脇の痛み、痰のつまり、口が苦い、体が重い、むくみなどを伴う事があります。
④ 心肺気虚:悲しみなどで心の元気と栄養のある血が足りなくなり、こころが不安になると起きます。情緒不安定、あくび、咳、喉の閉塞感、めまい、不眠などを伴う事があります。
⑤ 気血両虚:心労や悩みなどによって消化器系を失調し、気と血の生成がうまくいかなくなる事から起きます。無力感、貧血、動悸、健忘、めまい、食欲不振、消化不良などを伴う事があります。
⑥ 気鬱化火:長期にわたって状態が続くと、溜まった気が化火し、内蔵に影響を及ぼします。めまい、頭痛、動悸、不眠、忘れっぽい、寝汗、イライラ、体が熱い、足腰のだるさ、月経不順、などを伴う事があります。

なぜ、「うつ」になったのかは周りには理解できない事が多いですが、身体に何か深刻な変化が起きていると感じる事は出来ると思います。
こころと身体はつながっているものなので本音の部分である、こころの状態はしっかりと身体に症状として出てしまいます。
鍼灸治療は'心の痛みを取る'治療法でもあります。
鍼灸治療は身体をしっかりとさせ、元気な状態にする事で身体とつながりがる心も相乗的に向上する治療です。
鍼灸治療は「うつ病」治療の選択肢の1つになります。

女性の病気辞典目次(女性の病気)

はりきゅう しぜんの恵み メニュー しぜんの恵みTOP コース紹介 よくある質問 鍼灸の可能性 患者さんの声(体験談) 治療院概要 ご予約フォーム アクセス リンク 院長ブログ